煮物やサラダなど、食卓に欠かせない野菜のひとつ、大根。
実は子供の成長にも欠かせない栄養素が、たっぷり含まれているって知ってましたか？
今回は、そんな大根の栄養素と効果、そして美味しく楽しむためのおすすめレシピをご紹介します。
大根の栄養素と驚くべき効果
大根はシンプルな見た目からは想像できないほど、豊富な栄養素を含んでいるお野菜。
免疫力アップや美肌効果も期待できるビタミンCだけでなく、カルシウムやカリウムも豊富に含まれているため、骨の健康や体内の塩分バランスをサポートしてくれます。
大根に豊富なビタミンC・カルシウム・カリウム
大根には抗酸化作用のあるビタミンC、骨や歯の形成に必要なカルシウム、体内の余分なナトリウムを排出助けをするカリウムが多く含まれています。
- ビタミンC…体内の老化やストレスによるダメージから守る抗酸化作用・免疫力アップ・美肌効果
- カルシウム…骨や歯を丈夫にする
- カリウム…体内の水分や酸塩基バランスを調整する
大根の葉にも栄養成分がいっぱい
捨ててしまいがちな大根の葉にも、食物繊維やβカロテン、鉄分が豊富に含まれています。
消化を助けたり、免疫力をサポートする役割を果たすなど、子どもの成長にもぜひ取り入れたい成分です。
菜飯やお味噌汁の具に入れるなど、葉も利用して、大根の栄養を余すことなく摂取しましょう。
大根の消化・免疫力向上に欠かせない成分
大根には消化をサポートし、免疫力向上に役立つ消化酵素や抗酸化物質が配合されています。
消化酵素アミラーゼとジアスターゼ
消化酵素であるアミラーゼは、唾液にも含まれる成分で、主に糖分の分解を助け、食べ物を効率的に消化できるようサポートすることで、大根に含まれる栄養素がしっかり吸収されやすくなります。
また大根にはジアスターゼと呼ばれる、でんぷんを糖質に変える働きを持つ消化酵素も豊富に含まれており、子ども達が元気に活動するためのエネルギー源になります。
抗酸化物質イソチオシアネート
大根に含まれている抗酸化物質であるイソチオシアネートは、体内の活性酸素を取り除き、細胞を守る効果が期待できます。
免疫力向上をサポートし、子ども達が毎日元気に過ごすための手助けをしてくれます。
栄養を逃さない大根の選び方・保存法
大根の栄養を最大限に引き出すためには、選び方と保存方法もポイントのひとつ。
旬の大根を見極め、栄養価を保つための注意点を知っておきましょう。
旬の大根の見分け方と選び方
旬の大根はつややかでシャキッとした皮、葉っぱがしなやかで鮮やかな緑色なら、新鮮なサインです。
また、実際に手に取ってみることも大事。
収穫して間もない大根は水分量をたっぷりと含んでいるため、手に取った際に、ずっしりとした重みを感じることができます。
栄養価を保つ保存方法と期間
大根の栄養価をしっかりキープするためには、新聞紙やラップで包んで湿気を避け、冷蔵庫で保存するのがおすすめ。
長く保存したい場合は、葉っぱと根を分けて保存すると、さらに効果的です。
葉っぱはジッパー付き袋などに入れて冷蔵庫で約1週間、根部分は冷暗所で2週間ほど楽しむことができます。
大根料理で栄養アップ！おすすめレシピ
にじいろランドnote園では、大根を使ったレシピをたくさんご紹介しています。
今回は大根の栄養を美味しく摂れる3品をピックアップしてみました。
豚バラと大根のオイスターソース炒め
豚バラ肉と大根をこっくりとしたオイスターソースで味付けし、ご飯の進むメニューに。
豚肉には疲労回復の効果が期待されるビタミンB1がたっぷり含まれています。
彩り鮮やか洋風おでん
色んな野菜をたっぷり食べられる、目にも楽しい彩り鮮やか洋風おでん。
他の具材やスープの旨味を含んだ大根は、ご飯だけでなく、パンにも合います。
納豆おろしうどん
大根おろしにすれば、冬だけでなく夏もさっぱり食べられるメニューに。
夏バテしやすい胃腸の消化を助けてくれるので、大人にもおすすめです。
大根を食べる際の注意点
大根は栄養豊富で健康に良い食材ですが、過剰摂取のリスクなど、食べる際には注意が必要なポイントもあります。
食べ過ぎには注意！過剰摂取のリスク
大根には、ニンニクなどにも含まれる、硫化アリルなどが含まれています。
硫化アリルは抗酸化作用がある一方で、大量に摂ると消化器への負担がかかることがあり、一部の人には消化不良や胃腸のトラブルを引き起こす可能性があるため、食べる際は適量を守りましょう。
個々の体調やアレルギーにも留意し、バランスの取れた食事を心掛けることが重要です。
まとめ：大根の栄養をフル活用しよう
大根は免疫力向上や消化促進に効果的な、ビタミンCやカルシウム、カリウムなどの栄養素が豊富に含まれ、消化酵素や抗酸化物質も含んでいます。
また、大根の葉にも栄養が詰まっているので、無駄にしないように利用しましょう。
大根を選ぶ際には、新鮮な物を見分け、栄養価を保つ保存方法を知っておくことが重要。
今回ご紹介したレシピも取り入れながら、食べ過ぎには気をつけ、バランスのとれた食事に取り入れていきましょう。