赤ちゃんの元気な成長に欠かせない栄養素、ビタミンB1。
その大切な役割や不足への注意点、ビタミンB1が豊富に含まれる食材、美味しい離乳食レシピ、そして注意が必要なポイントまで、ビタミンB1を効果的に摂取する方法を紹介します。
健康で活発な成長をサポートするために、ビタミンB1を取り入れた離乳食を楽しんでみませんか?
赤ちゃんの成長をサポートするビタミンB1の役割
ビタミンB1は、エネルギーの代謝を促進し、神経系や筋肉組織の正常な発育に不可欠な栄養素。
特に赤ちゃんの発育期において、ビタミンB1は神経細胞の発達やエネルギーの代謝に重要な役割を果たします。
▼ビタミンB1の食事摂取基準(mg/日)
月齢 | 推奨量 | 目安量 |
---|---|---|
6~11カ月 | – | 0.2 |
1~2歳 | 0.5 | – |
3~5歳 | 0.7 | – |
ビタミンB1が不足すると…
赤ちゃんは急速に成長しているため、ビタミンB1が不足すると、脚気やウェルニッケ脳症のリスクになるなど、発育や健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
そのため、野菜や果物、肉類をバランスよく摂取することが必要です。
離乳食の段階に応じて、ビタミンB1が豊富な食材を上手に組み合わせることで、赤ちゃんの栄養バランスを守りましょう。
ビタミンB1が豊富な食べ物
ビタミンB1はオートミールや玄米といった穀物や豚肉やうなぎなどの動物性食品、大豆や小豆などの豆類にも多く含まれています。
食品名 | 可食部100gあたりの成分量(mg) |
---|---|
豚ひき肉(焼き) | 0.94 |
大豆 | 0.88 |
焼きのり | 0.69 |
玄米 | 0.41 |
グリーンピース(生) | 0.39 |
切り干し大根 | 0.35 |
ブロッコリー(焼き) | 0.27 |
枝豆(ゆで) | 0.24 |
魚肉ソーセージ | 0.20 |
ほうれん草(生) | 0.11 |
離乳食メニューに取り入れながら、ビタミンB1を摂っていきましょう。
ビタミンB1が豊富な離乳食レシピ
にじいろランドnote園では、ビタミンB1を多く含んだ食材を使った離乳食レシピもたくさんご紹介しています。
今回はその中からいくつかピックアップしてみました。
作り置きで冷凍保存OK「切り干し大根の煮物」
ビタミンB1をたっぷり含んだ切り干し大根の煮物。
冷凍保存もできるので、もう一品追加したい時にピッタリです。
夏野菜レシピ「お豆となすのドライカレー」
ビタミンB1たっぷりのお豆をもりもり食べられるドライカレー。
子どもが大好きなカレー味なら、野菜もお肉もたくさん食べられます。
小松菜たっぷり「豚ひき肉の甘辛丼」
ビタミンB1が多く含まれている豚肉も、ひき肉なら離乳食で食べやすいのでオススメです。
野菜やご飯と一緒にいっぱい食べて、しっかりビタミンB1補給しましょう。
ビタミンB1を過剰摂取したらどうなる?
ビタミンB1は過剰摂取に繋がるほど多く含有している食品はないので、過剰摂取を心配する必要はほとんどありません。
また、ビタミンB1は水溶性ビタミンなので、万が一摂りすぎてしまった場合でも副作用は起こりにくいです。
ですが、サプリメントなどで過剰摂取してしまった場合は、頭痛やイライラ、かゆみや脈が速まるといった症状が現れる場合があります。
まとめ: ビタミンB1豊富な離乳食で健康な成長をサポート
赤ちゃんの健康な成長には、バランスの取れた食事が欠かせません。
特にビタミンB1はエネルギーの代謝に不可欠であり、十分な摂取が重要です。
ビタミンB1を多く含む野菜や果物、魚や肉、大豆製品などを組み合わせた離乳食メニューは、具材も多く見た目も鮮やかで、食べやすい物が多いので、ぜひ取り入れてみて下さいね。