【病気・予防】新型コロナウイルスってどういうウイルスなの?正しい予防で対策しよう!

新型コロナウイルス-にじいろランドnote園
猛威をふるい続ける新型コロナウイルス。なかなか収束する気配がありませんね。
日本で新型コロナウイルスが広まり始めてから1年半以上経ち、初めのころよりも分かったことが増えてきました。
新型コロナウイルスとはどんなウイルスなのか、ただ怖がるだけではなくて、正しい知識が大事。
正しく恐れて、正しい対策をしっかりしていきましょう。
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変異株が猛威をふるう新型コロナウイルスはいまだ感染拡大傾向に

2020年1月15日に日本で初めて新型コロナウイルス感染者が確認されてから約1年半。
現在確認されている国内感染者は136万人を超え、人工呼吸器や集中治療室での治療が必要とされる重症患者は連日2000人近くにもなり、死亡者は15,730名にも上っています。
(2021年8月26日現在 厚生労働省公式サイトより)
最近では、初期に見つかったウイルスから変異を始めています。世界で確認されている変異株の種類は20種類以上に。
(2021年8月26日現在 株式会社日本医学臨床検査研究所サイトより)
日本ではデルタ株と呼ばれる、従来よりも感染力が強いと言われる変異株が猛威をふるっています。
今まで以上にしっかりとした感染予防対策が求められています。
新型コロナウイルスがどういったウイルスで、どのような対策が必要なのか、正しい知識でしっかり予防していきましょう。

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新型コロナウイルスはインフルエンザと同じエンベロープウイルス

新型コロナウイルスはインフルエンザウイルスと同じエンベロープという膜のようなものを持ったエンベロープウイルス。
ウイルスにはこのエンベロープを持ったウイルスと、持たないウイルス(ノンエンベロープウイルス)があります。
エンベロープは主に脂質から成っているため、エタノールや石鹸、熱に弱く、アルコール除菌などで比較的簡単に殺菌できます。
逆にエンベロープを持たないウイルスは熱やエタノールに強く、塩素などでの殺菌が必要になります。
主にノロウイルスやロタウイルスがノンエンベロープウイルスの一種になります。

そのため、こまめな手洗いやアルコール消毒をすることは、かなり有効な感染対策に。
最近では大規模商業施設だけでなく、小さな商店などにも入口にアルコール消毒が置かれるようになりました。
持ち運びのできる携帯用アルコール消毒などもありますので、意識してこまめな消毒を行うようにしましょう。

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ノロウイルスロタウイルス-にじいろランドnote園

新型コロナウイルスに感染するとどうなるの?その症状とは

新型コロナウイルスは発熱や咳といった症状が見られ、肺炎を起こす可能性が高いです。
ですが、インフルエンザに比べて鼻水、くしゃみ、咽頭炎といった上気道の症状が出る患者が少ないのも特徴。
持病がある方や高齢者など、抵抗力が落ちている患者が重症化しやすいとも言われています。
また通常の風邪やインフルエンザの場合、発症から3〜7日程度で症状が回復に向かいますが、新型コロナウイルスは7日以降に症状が悪化するといった報告もあります。
ただし、感染していても症状が出ないといった場合もありますので、流行地への渡航歴があったり、感染の疑いがある方と接触後、風邪のような症状が出た場合は、いきなり医療機関に行くのではなく、まずは電話で医療機関や保健所などに相談してから、速やかに診察を受けるようにしましょう。

また、デルタ株に代表される変異株の場合は、それぞれ症状が違う場合もあります。
普通の風邪程度で収まる場合や、無症状と言った場合もありますので、自己判断せず、少しでもおかしいなと感じたら、必ず医療機関や保健所に相談しましょう。

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新型コロナウイルスを予防するために感染経路を知っておこう!

新型コロナウイルスを予防するために大事なことは、まずどうやって感染するのかをよく知ること。
感染経路をしっかり分かっておけば、それに応じた対策ができるからです。
現時点で分かっているのは「接触感染」と「飛沫感染」
従来のコロナウイルスやインフルエンザとほぼ同じ感染経路が考えられています。

「接触感染」とは?

接触感染-にじいろランドnote園

接触感染と聞くと、感染者に直接触れることを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、それだけではありません。
接触感染は、感染者が咳やくしゃみをした際、手にウイルスがついた状態でドアノブや吊り革を触ると、手についていたウイルスが触ったものに付着します。
そのウイルスが付着したドアノブや吊り革を、感染していない人が触ると手にウイルスが付着し、その手で物を食べたり、鼻や口を触ることで感染するという間接接触での感染も「接触感染」です。

「接触感染」を防ぐ方法は?

外で他の人が触った物を全く触らずに過ごすのは難しいですよね。
手にウイルスがついてしまうのは仕方のないこととして、ウイルスをつけないようにするのではなく、ついてしまったウイルスを体内に入れない対策をしましょう。
先述の通り、エンベロープウイルスである新型コロナウイルスはエタノールや石鹸に弱く、アルコール消毒や石鹸による手洗いが有効です。
特に外出から帰ってきた時や、食事の前には手洗いやアルコール消毒を心がけましょう。

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「飛沫感染」とは?

飛沫感染-にじいろランドnote園

「飛沫感染」は感染者が咳やくしゃみをすることでウイルスが飛散し、近くにいる人がウイルスを吸い込んだり、手や顔の周りに付着したウイルスから感染することを言います。
新型コロナウイルスは肺炎を起こしやすく、ひどい咳が続く場合もあるそうです。
飛沫感染は比較的近くで接触することで起こる可能性が高いです。

「飛沫感染」を防ぐ方法は

「飛沫感染」の一番の予防方法はマスクです。
感染者がマスクをつけることで、ウイルスを飛散させることが防げるだけでなく、非感染者がマスクをつけることで、飛散してくるウイルスを吸い込むリスクを軽減します。
マスクは口だけでなく、鼻もしっかり覆うことが大事です。
室内空間の場合は換気をすることも必要です。
また、最近ではすっかり当たり前になってきた「ソーシャルディスタンス」という言葉。
どうしても外出などで人と接触する場合は、必ず2m以上の距離を保ちましょう。
自分はすでに感染者かもしれないという意識を持ち、相手との距離を保つことで、飛沫感染を防ぐことができます。

3つの密を避けて新型コロナウイルスから身を守ろう!

3つの密を避けましょう

先ほども説明したソーシャルディスタンスを保つために、3つの密を避けることが推奨されています。

  1. 換気の悪い『密』閉空間
    窓のない部屋での会議や食事会は避けましょう。
    ウイルスの溜まり場になる可能性があります。
  2. 多数が集まる『密』集場所
    大人数が集まるイベントや集会は避けましょう。
    人が多く集まることで、距離が縮まり接触する機会が増える可能性があります。
  3. 間近で会話や発声をする『密』接場面
    会話や発声をすれば飛沫が飛びます。
    会話をする必要がある場合、一定の距離を保ち、マスクをして行うよう心がけましょう。

自分だけでなく家族や友人など、大切な人を守るために、しっかりと対策することが必要です。
難しい事ではないので、毎日自然に心がけて、手洗いや換気を習慣にしていきましょう。

新型コロナウイルスのワクチン接種も進んではいますが、現時点では11歳以下の子ども達は接種することができません。
周りの大人たちがしっかりとウイルス対策することはもちろん、子ども達にも手洗いやアルコール消毒、マスク着用の重要さをしっかりと伝え、新型コロナウイルスにかからないよう心掛けることが大切です。

保育所 にじいろランド四日市園 監修

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