【動物の絵本】動物たちの鳴き声が楽しい「しろくまくんなにがきこえる?」

「しろくまくんなにがきこえる?」 絵:エリック・カール 文:ビル・マーチン 訳:おおつきみずえ 出版社:偕成社

「しろくまくんなにがきこえる?」 絵:エリック・カール 文:ビル・マーチン 訳:おおつきみずえ 出版社:偕成社

「しろくまくんなにがきこえる?」
絵:エリック・カール
文:ビル・マーチン
訳:おおつきみずえ
出版社:偕成社
2歳から
1992年8月初版
ジャンル:絵本 25ページ

絵本ではよく可愛いらしい絵が描かれていますが、「しろくまくんなにがきこえる?」では動物たちがリアリティーのある表現をされています。

にぎやかで鮮やかな版画のような描写で、ページいっぱいに描かれた動物たちの姿に、子どもたちは関嬉しそうに動物たちの名前を呼んで楽しんでいました。

あらすじ

動物園を舞台に動物たちの鳴き声に着目。見開きいっぱいに大きく描かれた動物と問答遊びをしながら、親子の対話が楽しめる絵本。

偕成社公式サイトより

しろくまくんなにがきこえる?を読み聞かせしてみた反応は?

登場する動物によって、子ども達の反応は様々です。
題名にも出てくるしろくまくんを「シロクマー!」と呼んで元気いっぱいの子どもたち。
「しろくまくんなにがきこえる?」では、次のページで出てくる動物の名前と『ほえているのがきこえるよ?』という問い掛けで物語が進みます。
次の動物の鳴きマネをしたり、名前を呼んだりと子ども達は大はしゃぎで盛り上がります。

しろくまくんなにがきこえる?にはたくさんの動物が登場!

子ども達はライオン、カバ、ヘビを見ると「こわーい」とリアクションしながらもニコニコ指さししています。
『カバのはなをならす音』や『フラミンゴがうたっている音』等、子どもたちにはピンとこない音も多く登場しますが、読み手から「どんな音だろう?」と問い掛けると考えるふりをしながらも「カバー!」「フラミンゴー!」と声を張り、誤魔化したような子どもたちのリアクションに思わず笑ってしまいました。
フラミンゴが登場すると、子どもたちの大好きな歌にもフラミンゴが登場していることもあり、不安定な片足のフラミンゴを見て「おっとっとー」と嬉しそうにおしゃべりしたり、身振りで表したりして大喜びでした。
ヘビのページでは「こわーい」という声のほか、体の模様からの発想なのか「とりさん?」と聞いてくる1歳児がいたり、ヘビの体の形から「8(ハチ)があるー」と2歳児さんがお話してくれたりとおもしろいリアクションを見せてくれました。
「ゾウ」と読むだけで子どもたちは「パオーン」とマネしたり、鼻が長いことを身振りで表し、実際にゾウのページを開くと「おーっきい!」と驚く声や、再び「パオーン」と声真似したりして、みんなとっても嬉しそうでした。

子ども達が知らない動物たちを知るきっかけに

ヒョウ、クジャク、セイウチは子どもたちはどんな動物か頭に浮かんでいないようで、名前を繰り返す子どもたちの語尾には「?」がついています。
ヒョウはトラやチーターと区別がつきにくいようで「トラ?」「チーター?」と子ども達は分かりやすく疑問いっぱいの表情に。
トラは縦縞模様で違いの説明もしやすいですが、チーターとヒョウは同じ丸柄なので子ども達には違いが分かりにくい模様。
ヒョウは絵の通り穴の空いた斑点模様ですがチーターは真っ黒丸模様。
「チーターは足が速くて、ヒョウは木登り名人なんだよ」とそれぞれの特徴を説明してみました。
2歳児さんや3歳児さんにとっては、覚えて自慢できる知識になるかもしれませんね。
絵本の中には羽を広げたクジャクも描かれており、子どもたちはその姿を見て「ちょうちょ?」と口々に聞いてきます。
「クジャクさん綺麗だね」と読み手から興味をひきながら「鳥さんなんだよ」と説明はしますが、キレイな模様に気を取られ、子ども達はあまり気にとめていない様子でした。
セイウチは実物とは異なるような鮮やかな色づかいで表現されていますが、大人でもあまり違和感を感じません。
たくさんの動物が出てきた後に、動物園の飼育員さんも登場します。
『ぴゅーぴゅー』口笛を吹いてお仕事中の飼育員さんの手には魚の入ったバケツとお水が入ったバケツが。
子ども達はお仕事している飼育員さんにあまり視線がいかないようで「さかなー」やお水のバケツを指さし「お買い物?」と聞いてくる子がいました。

ぞうくんの成長に子供たちも大喜び!

ページをめくるたび色鮮やかで迫力のある動物たちが登場し、余白もあるはずなのにとても賑やかに感じる絵本でした。
次々と鳴き声も聞こえてきて子どもたちと一緒に盛り上がりました。
大人が見ていても「鳴き声?どんなだろう?」と知らない動物も多く、読んでいて「そうなんだ!」「なるほど」と、子どもと一緒に楽しんで読むことができました。
最後のページではでてきた動物たちが子どもに扮して一気に登場します。
それぞれに個性があり、自由で楽しそうな姿が集まると保育園の子どもたちのようで面白かったです。

「しろくまくんなにがきこえる?」 絵:エリック・カール 文:ビル・マーチン 訳:おおつきみずえ 出版社:偕成社
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