【季節の絵本】お正月に読みたい!動物たちが賑やかな「おしょうがつのかみさま」

おしょうがつのかみさま

おしょうがつのかみさま

「おしょうがつのかみさま」
作:おくはらゆめ
出版社:大日本図書
2019年11月初版
ジャンル:絵本 32ページ
今回はお正月の準備をしたり、賑やかなお正月を過ごす動物たちがたくさん登場する
「おしょうがつのかみさま」を紹介します。
文字が多めで絵本には4歳~となっていますが、子ども達が大好きな動物がメインになっていますので、月齢の小さな子でも絵だけで充分楽しめる内容になっています。
では、実際に読み聞かせしてみた様子を見てみましょう。

あらすじ

毎年、かみさまは、姿を変えてやってくるんだって!
「あけましておめでとう」みんなで一緒に、もちつき、たこあげ、おせち料理、お年玉ももらっちゃうよ!かみさまのおかげで、お正月のの~んびり気分をまるごと味わえちゃう!
「ふーへーほー ふーへーほー」とかみさまがかけ声をかけると・・・・。

大日本図書公式サイトより

おしょうがつのかみさまを読み聞かせしてみた反応は?

「おしょうがつのかみさま」を開いていくと、さっそく目に入るのはお正月のための準備をしている動物たち。
大掃除をしたり、しめ縄や門松を準備していることから、元旦ではなく、大晦日なのだと分かります。
子ども達からは「お正月?」「神様いる?」と質問がとびます。
「お正月の前の日(大晦日)は大掃除をするんだよ。」と紹介することができました。
しめ縄や門松は子ども達に通じるかな?と不安に思いましたが、ページをめくると大きなしめ縄や門松が描かれており、指差しで教えながら読み進めることができました。

おしょうがつのかみさまで子どもが一番反応した動物は?

大晦日に少し触れることができたところで、「おしょうがつのかみさま」の中では新しい一年を迎えます。
動物たちも正座でお辞儀をしながら「あけましておめでとう。」と新年のご挨拶。
聞いている子ども達にもお正月の挨拶が大事なものであること、丁寧に挨拶するシチュエーションであることが伝わるように意識しながら読み聞かせました。
「おしょうがつのかみさま」では玄関からたくさんの動物たちが新年の挨拶にやってきます。
子ども達は新しい動物が入って来るたびに「神様来た?」と神様を心待ちにしている様子。
そのうち描かれている動物たちに興味を示し始め、ヘビを指さす子どもが多く見られました。
ヘビというワードはよく耳にするものの、実際に見る機会も少なく、気になるからかもしれませんし、描かれているヘビがお年玉を持っているからかもしれません(笑)
ですが、一番子ども達が大きな反応を示したのは背中にお餅を乗せて最後にやってきた大きなトラでした。
特に男の子は「大きい!」と嬉しそうにトラを見てリアクションをしてくれることが多かったです。

おしょうがつのかみさまがついに登場すると…

鏡餅-にじいろランドnote園

トラの背中に乗った鏡餅に軽く触れながら次のページに進むと、ついに「おしょうがつのかみさま」が登場!
実は、その鏡餅こそ姿を変えた神様だったのです。
あんなに神様の登場を心待ちにしていた子ども達でしたが、神様よりも鏡餅に興味があるようで「おもちー!」「みかんー!」と口々に声をあげながら絵本を見ていました。
動物たちは「おしょうがつのかみさま」を歓迎し、隣に座りたい!と大喜び。
それを見た子ども達にも神様はみんなが大喜びするほど良いものなんだという印象を抱いてくれたみたいです。
鏡餅の姿をした神様からはとってもおいしそうなにおいが…。
動物たちがついついよだれを垂らすと、子ども達からも「おもちたべるー?」といった声が上がります。

おしょうがつのかみさまと一緒にお餅作り♪

「おしょうがつのかみさま」「ちょいとおまち!」と動物たちを制し、一緒にお餅作りを始めます。
食べることが大好きな子ども達は餅つきのシーンに興味津々!
それぞれお雑煮やあんこ餅などおいしそうにお餅を頬張っています。
ライチョウが作っているお雑煮の鍋を子ども達が指差し「これなに?」と反応を示していました。
お鍋の季節なので、お家でも目にする機会が多いからかもしれませんね。
特にあんこ餅を伸ばしながらおいしそうに食べているトラさんに興味を示していたので「お餅が伸びておいしいんだね。」と答えながら、絵本に乗っているきなこ餅やしょうゆ餅などお持ちの食べ方の種類にも楽しく話を広げていきました。

おしょうがつのかみさまでのお正月遊びは?

凧揚げ-にじいろランドnote園

「おしょうがつのかみさま」の中で、動物たちはたこあげや花札、テレビ、お年玉、おせちなどそれぞれのお正月を楽しく過ごしています。
たこあげは保育園でも製作、主活動しようと考えていたので「たこあげ?」と不思議そうにしている子ども達に「いろんな形でおもしろいね。」「お空に高く上がって楽しそうだね。」と良いイメージを伝えられるきっかけになりました。
おせちやお年玉は日本のお正月にとって伝統的な風物詩ではありますが、子ども達それぞれの家庭で内容も違ってきますので、あまり深く触れずに紹介程度で読むことにしました。
遊び疲れてみんなで寝始めると、鏡餅からするりと神様が抜け出します。
抜け出した神様は人型をしているのですが、その姿を見た子ども達からは「パパだ!」「パパみたい!」という声が。
優しそうな顔つきが、子ども達にとってはパパの印象に重なったのかもしれません。
神様が元気をたっぷり入れておいしくしておいてくれた鏡餅を見て「お餅食べるー!」ととにかく食べたい子ども達。
「またらいねーん」と去っていく神様にお布団の中から手を振る動物たちに「お布団の中から手を振るの?」と不思議そうな顔をする子ども達でした。

おしょうがつのかみさまを読み聞かせして思ったこと

「おしょうがつのかみさま」を読み聞かせしてみると、1、2歳の子ども達からは疑問や質問がよく飛び交う絵本でした。
まだ1度や2度しか体験したことのないお正月は子ども達の記憶に残っていなくても当然かもしれませんね。
12月の後半にお正月の導入に「今年のお正月はどんなことをしたかな?」と思い出しに利用しても楽しいかなと思いました。
裏表紙にはサルさんから手紙と写真が届いています。
絵本の中で写真を撮っているサルがいたり、肩からカメラをかけていたり…。
後にまたサルの動向を追ってみても盛り上がれるのかと思います。