【絵本】不思議なお散歩が楽しめる「おさんぽトコちゃんトコトコトコ」

おさんぽトコちゃんトコトコトコ-にじいろランドnote園

おさんぽトコちゃんトコトコトコ-にじいろランドnote園

「おさんぽトコちゃん トコトコトコ」
作:宮西達也
出版社:教育画劇
2007年1月初版
ジャンル:絵本 32ページ
みんな大好きなお散歩が題材の
「おさんぽトコちゃん トコトコトコ」
擬音がたくさん出てくる絵本です。
トコちゃんもとっても元気なキャラクターなので、リズミカルに読みたいと思い、ジェスチャーや声色、見て欲しい個所を指さす等、工夫をして読んでみました。

あらすじ

おさんぽが大好きなトコちゃん。
おうちに戻るまでにはいろんなびっくりがいっぱい!トコちゃん無事におうちにつけるかな!?

教育画劇公式サイトより

おさんぽトコちゃん トコトコトコを読み聞かせしてみた反応は?

「おさんぽトコちゃん トコトコトコ」は一つ一つのオチの絵が豪快に描かれているので、子どもの反応がとても良かったように思います。
一番大きく描かれている物への指差しリアクションが多く、毎回驚いているトコちゃんと一緒に「あー!」や「えー!」と反応してくれて、木が踊りだしたページでは、立ち上がって一緒に踊りだしてくれるほどです。
少人数で読んでいる時は良いのですが、もう少し大人数のクラス等で読む際は、少し抑え気味に読んでも良いかもしれません。

子ども達の大きなリアクションが嬉しい「おさんぽトコちゃん トコトコトコ」

「おさんぽトコちゃん トコトコトコ」では前フリのページで必ずと言っていいほど「でも」という言葉で次ページにつなげます。
前フリで「何が起こるの?」といったワクワクする雰囲気に変えたいという思いと、繰り返し出てくるワードを子ども達に楽しんで欲しいという気持ちから、一定のリズムに乗せた読み方にジェスチャーを加えてみると、子ども達が一緒にマネをしてくれるようになりました。
ヘンテコなハナばたけでは読み手が「〇〇ちゃんのお鼻」と指差ししながら「あるかなー?」「このお鼻が咲いてるんだってー♪」とお話していると、子ども達からは「パパの鼻ー!」「ママの鼻ー!」と絵を指さして楽しんでいるようでした。
絵の中にこっそり紛れている動物の鼻にも触れてあげると、子ども達は動物のマネもしてくれます。
ハナばたけのページは子ども達のリアクションを一番楽しめたページです。

おさんぽトコちゃんと一緒に不思議なお散歩を楽しもう!

おさんぽトコちゃんが次にお散歩するのは噴火する山のふもと。
子ども達に火山の噴火が伝わるのか不安だったので「ドッカーン!」と大きく描かれている爆発音を強調しながら、イメージだけでも伝わればと読み聞かせました。
ここで子ども達に大ウケのおならが登場。
子ども達にはおならの「ぷー」という音だけで十分楽しいようで、おしりを指差しながらニコニコ☆
キラキラピカピカな夜の景色では、園の子ども達が大好きな「キラキラ星」の歌を大喜びで歌いだしました。
次のページでおばけが出てくるのですが、子ども達は「こわーい」と言いながら怖がる反応を見せたため、あまり深く掘り下げずにサラッと読み進めることにしました。
トコちゃんがさらに一人でトコトコ進んでいくと、やっといつも通りのママの元に帰り、不思議なお散歩はおしまいです。

おさんぽトコちゃん トコトコトコを読み聞かせして思ったこと

子ども達にとって、山や海はまだあまり目にしたことのない光景でしたが、オタマジャクシや電車、お花は日ごろのお散歩でもよく見かける物で、保育士側からも気づきを促しているので、身近な物かそうでないかによって、子ども達にリアクションも大きく変わっていました。
子ども達自身が見て知っている物がそうでなかった時(例えばお花がお鼻になっていた時)の反応は、大人も一緒に笑える楽しい絵本でした。
一つ一つのオチへのリアクション、読み手からのジェスチャーや働きかけを大事にし、しっかり楽しみたいと思ったので、少人数で一緒に絵本を覗き込めるような読み方の方が向いているのではないかと思いました。
子どもらしく、大人が思いつきそうで思いつかなそうな発想が面白く、これからの生活が子ども達にとって想像豊かで楽しいものになれば良いなと思います。