【動物の絵本】次々に隠れる動物たちが楽しい「かくれんぼ かくれんぼ」

「かくれんぼ かくれんぼ」 作:五味太郎 出版社:偕成社

「かくれんぼ かくれんぼ」 作:五味太郎 出版社:偕成社

「かくれんぼ かくれんぼ」
作:五味太郎
出版社:偕成社
3歳から
1978年8月初版
ジャンル:絵本 32ページ
今回紹介する「かくれんぼ かくれんぼ」は子供たちが大好きな動物が次々に登場します。
読み聞かせしてみると、子供たちはとてもかわいいリアクションを見せてくれます。
表紙に描かれている楽しそうな様子のねずみくで絵本がスタート。
節分と関係はありませんが、鬼が登場
するので2月前後にはさりげなく節分の前フリに使えました。

あらすじ

ねずみくんがほし草と思ってかくれたところはキツネのかげ。
キツネが木と思っていたものは?着想の楽しい、かくれんぼの絵本。

偕成社公式サイトより

かくれんぼ かくれんぼを読みか聞かせしてみた反応は?

じゃんけんぽんで鬼決めをして、ねずみくんたちがかくれんぼをするところから始まります。
実は中表紙には、ねずみくんたちがじゃんけんをしている様子が描かれています。
読んで
るときはづくことができなかった細かい部分に気づき、後々楽しい絵本だなと思いました。
読み聞かせの際に“じゃんけんぽん”の部分を、
元気に“じゃーんけんぽん♪”と読んでみると、子供たちは少し驚いた様子…ですが、出だしからうまく気をひけたなあという感じでした。

いよいよかくれんぼのはじまり!

かくれんぼがはじまると必ず出てくる「もういいかい?」というセリフ。
子どもたちからは「もういいよー!」と元気に返事が返ってきて、素直で子どもらしい反応だなと温かい気持ちになりました。
まだ隠れていないねずみくんを指さし「まだだよ~」とアピールすると、子供たちは「へへへ」という様子で楽しそうにしています。

お話しするほしくさの正体は…?

ほしくさに隠れたねずみくんのページでは、子どもたちから「もくもく~(雲)」や「ねずみ~」と声が飛んでいましたが、絵本に出てくる「しっしずかに!」というほしくさのセリフに反応し、不思議そうな表情で絵本を見つめます。
ページをめくると、お話しするほしくさの正体が分かります。
驚いた様子が描かれたねずみくんを指さし、私が「びっくりしてるね」と子どもたちに話しかけると、子供たちはつたない口調で「びっくりした」とマネをしてくれてとても可愛い反応が見られました。
ほしくさの正体はページいっぱいに大きく描かれて
いたので、私が「なんだろう?」「誰だろう?」と問いかけても、子供たちはいまいち自信をもって答えられない様子。
次のページで全身を描かれた動物が現れ、子どもたちは「きつねー!」と嬉しそうなリアクションをみせてくれました。

隠れる先はどんどん大きな動物たちへ…

次はきつねさんもすっぽり隠れる木の陰に…と思っていたら、木だと思ったものはカバさん!
その次はカバさんもすっぽり隠れる岩の陰に…と思ったものはゾウさんで…と楽しい内容の絵本です。
絵本では、隠れた物から「しずかに!」と注意を受け、「ぼくもかくれんぼをしてるんだ。」と一緒に隠れていると、次のページではそれぞれの動物が探している様子が小さく描かれていて、かくれんぼを絵で表現されている部分は大人でもワクワクするようなシーンでした。

次々に見つかる動物たちに大興奮!

ゾウさんもすっぽり隠れる山の陰…山だと思っていたものは大きい大きい鬼さんの登場です。
大きい声で「みーつけた!」と私が読み
、ページをめくると、子どもたちは怖がる様子もなく陽気に「おにーのぱんつ!」や「こわーーい」と笑顔で指さしはしゃいでいます。
2月前後となるとお家でテレビなどから「鬼のぱんつ」を耳にする機会が多いのか、大半の子どもたちが揃って口にします。
「もうすぐ節分だ
ね」話しかけながら季節のものに触れることができました。
鬼さん(山)が見つかってどいてしまったので、その影に隠れていたゾウさんが見つかり、ゾウさん(岩)がどいてしまったので、カバさんが見つかり…最後にはねずみくんまでみんな見つかってしまいました。
「みーつけた!」のセリフで見つけた側も「みつかったー」と隠れていた側もみんなでにこにこ笑顔。
楽しい楽しいかくれんぼはここでおしまいです。

シンプルだからこそ伝わりやすいストーリー

ストーリがとてもシンプルで、読むことも、子どもなりに感じることもシンプル。
小さな子供たちにも伝わりやすく、気軽に楽しめる絵本だと思いました。
順番に登場する動物たちは、だんだん大きい動物
になっていきます。
ねずみくんが隠れられるきつねさん、きつねさんが隠れられるカバさん…些細なことですが「大きいねえ」等、読み手から丁寧に語り掛けてあげることを心掛けました。
動物さんの登場で大盛り上がりの子どもたちも、さらに「おっきいねえ」等声をあげながらニコニコ喜んでくれました。
鬼さんの登場でも怖がる様子はありませんでしたが、「こわーい」という言葉が出てきたので鬼さんのイメージは子どもの中でどういうものなのか、よく知ることができました。
かくれんぼをして、ニコニコ笑顔の鬼さんに優しい印象を抱いたのでしょうか?
感性豊かな子どもたち、鬼さんに限らず大人からの働きかけでコロコロ変わっていく
様々な物への印象を大切にしていきたいと思いました。
園でも優しい鬼さんで楽しい節分をしたいと思います。